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2024.09.12

[C-vol.105]障がい者とスポーツ~パラリンピックは障がい理解につながるか~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2024.8.9
HEARTFUL メールマガジン -vol.105-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
当社のホームページが更新されましたので、お知らせです。

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【ゼロからわかる!障がい者雇用-これだけは知っておきたい4つのプロセス-】
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・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

8月に入りました。
そろそろ夏休み、という方も多いかと思いますので、今回は少し早めに配信しております。
巷では、オリンピックの話題が日々メディアで流れていますが、皆さんはご覧になっているでしょうか。
柔道の女子選手が敗退後に大号泣した件については、賛否様々な意見が飛び交っていましたね。
個人的には、彼女の背負ってきたものの重さを考えると、胸に詰まるものがありました。
オリンピックは終盤ですが、そのあと8月28日からはパラリンピックが開幕します。
こちらも熱い戦いが繰り広げられますので、ぜひ応援していただきたいです。

そこで、105回目のテーマは。
「障がい者とスポーツ~パラリンピックは障がい理解につながるか~」

障がい者スポーツの祭典、と言えば多くの人が「パラリンピック」と答えるでしょう。
20年前に比べれば、圧倒的に認知度は高まり、関心を寄せる人が多くなりました。
プロとして活動する選手も徐々に増えており、選手の活動環境も(種目によってはですが)改善されてきています。
ちなみに、今年のパリ大会には、160人以上の日本人選手が出場します。

さて、3年前にもパラリンピックの話題をこのメルマガで取り上げました。
その時にもパラリンピックの見方をお知らせしましたので、今回はざっくりと概要をお伝えします。
※メルマガバックナンバーhttps://sk-design.tokyotobs.co.jp/mail-magazine/heartful/790/

パラリンピックは、主に肢体不自由の障がい(一部に視覚障がい、知的障がいの競技あり)があるアスリートによる大会となります。
22競技、障がいの重さなどにより細かく分けられた549種目が競われます。
障がいを超えた、アスリートとしての熱戦をご覧ください。

パラリンピックに関して、興味深い調査がありましたので、ご紹介します。
前回の東京大会に際し、開催前に障がい当事者に行った意識調査です。
「東京オリンピック・パラリンピックを通じて、障がいへの理解が進むと思うか」の問いに、障がいへの理解の促進は限定的と考える人が約9割でした。
出場選手・あるいは一部の障がいについては理解が深まると思う、という回答が大多数だったわけですが、皆さんはどう思いますか。
確かに、概要でもお伝えしたように、パラリンピックの出場選手は、多くが肢体の障がいで、聴覚障がい、内部障がい、精神障がい、発達障がいなどの障がい者は出場できません。
いわゆる、目で見てわかる障がい、が主体となっています。
肢体の障がいだからこそ、パラリンピックとして分けることが成立している、という考えは理解できます。
例えば、精神障がいは身体機能の障がいではないから、出場対象はオリンピックではないか、といった考え方もあるということですね。
ただ、パラリンピックがすべての障がい者理解を促進するための祭典、という位置づけなのだとしたら、個人的にはやや疑問を感じる点があるのが正直なところです。
障がいの種別は様々ですし、能力にも個人差があります。
精神の障がいは身体機能に影響が出ることも多いですし、服薬などがあればオリンピックにはまず出られないでしょう。
環境によって結果が左右される障がいの方も少なくありません。
また、パラアスリートは想像を絶する努力の上にパラリンピックへ出場するわけですが、全ての障がい者が努力をすればそうなれるわけではありません。
パラリンピックにより、障がいのある方が「努力が足りない」と見られてしまう可能性もあるのではないでしょうか。

パラリンピック自体は素晴らしいイベントだと思いますし、意義のあるものだとも思います。
必要なのは、パラリンピックの話題だけで一時的に終わらせるのではなく、継続的に「障がい」について、情報発信や啓蒙をしていくことでしょう。
そのためには、障がい者雇用を進める企業の役割も重要なものとなります。
パラリンピックで「障がい」に関心が集まる今のタイミングだからこそ、企業が自社の取り組みや相互理解について発信してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、障がい者スポーツのイベントは、パラリンピックだけではありません。
・デフリンピック
聴覚障がい者対象のスポーツ競技会。4年に1回、夏季と冬季に実施。
※メルマガバックナンバーhttps://sk-design.tokyotobs.co.jp/mail-magazine/heartful/1463/
・スペシャルオリンピックス
知的障がい者を対象として、様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を開催。4年に1回、夏季と冬季に実施。
・全国障害者スポーツ大会
いわゆる「国体」が今年度より「国民スポーツ大会(国スポ)」に名称変更。同時期に開催されている「障害者体育大会」も「全国障害者スポーツ大会(全障スポ)」名称変更。
身体障がい・知的障がい・精神障がいを対象とした国内最大規模のスポーツ大会。
今年は10月26日から佐賀県で開催。

その他、世界規模、日本全国地域ごと競技ごとに多くの大会が開催されています。
アスリートの活躍とともに、「障がい」について考え、企業としての役割についても考える機会としていただければと思います。

さて、夏休みのような長期休暇があると、社員の皆さんの不調が心配な面がありますね。
以前のメルマガで、長期休暇の前後で注意すべき点などをお伝えしていますので、参考にしていただければと思います。
※メルマガバックナンバー
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/mail-magazine/heartful/989/
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/mail-magazine/heartful/991/

このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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