━━◆障がい者支援のヒントをお届け！◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社　　　　2023.10.31
HEARTFUL RELATIONメールマガジン -vol.43-
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皆さん、こんにちは。

東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者支援に関するメールマガジンを配信しています。
支援に関わる皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
東京都ビジネスサービス株式会社「障がい者採用会社説明会」のご案内です。

東京都ビジネスサービス株式会社では、障がい者枠でご活躍いただける人材を募集しています。
就労を検討中の方に弊社を知っていただく機会として「会社説明会」を実施します。
本社へのご来訪・Webのいずれも可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

≪日程≫
●中途向け会社説明会
①本社　2023年11月28日（火）14:00～15:30
②Web　2023年11月21日（火）14:00～15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/TBSseminar202311_chuto.pdf
●新卒向け会社説明会
①本社　2023年11月27日（月）14:00～15:30
②Web　2023年11月20日（月）14:00～15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/TBSseminar202311_shinsotsu.pdf
皆様のご参加、お待ちしております。

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明日から11月です。
今期の折り返し地点も1ヶ月が過ぎ、来春まであと5ヶ月となりました。
就職に向けて、企業も支援機関も、ますます多忙な時期に突入してきたところですね。
雇用率の引き上げを前に、支援機関の就職率は全体的に上り調子の状況が見えていますが、その質はいかがでしょうか。
また、支援者のスキルがより求められる時代となっています。

そこで、43回目のテーマは。
「アンコンシャスバイアス～自己覚知とは～」

以前に企業向けのメールマガジンで取り上げたテーマですが、改めて支援者の皆さんにも考えていただきたいと思います。

『アンコンシャスバイアス』とは「無意識の偏見や思い込み」、つまりは個々の考え方や感じ方のクセ、という意味になります。
例えば、
① 「血液型がA型の人は、神経質で真面目」
② 「家事や育児は、女性の方が向いている」
③ 「組織のリーダーは男性の方が良い」
④ 「知的障がいには、マニュアルなど視覚化情報が有効」
⑤ 「発達障がいは、空気を読むのが苦手なので、指示は明確に」
⑥ 「精神障がいは、定期的な面談が有効」
といったものです。

上の例の①～③については、そうとは言い切れないことを皆さんも理解していると思います。
A型だから、女性だから、男性だから。
その枠組みに当てはまらない人がいることを知っているからです。

では、④～⑥についてみてみましょう。
知的障がいだから、発達障がいだから、精神障がいだから。
皆同じでしょうか？
支援者の皆さんは、そうではないことをご理解いただいていると思います。
ただ、日々サポートをしていると、前に居た〇〇さんと似ているから、この対応が有効だろう、といった、経験があるが故の思い込み、といったものが発生しやすくなります。

無意識の思い込み『アンコンシャスバイアス』というのは誰にでもあることで、ごく自然なことです。
あること自体が悪いわけではありません。
これまでの経験から蓄積された価値観、成功体験・失敗体験といったものが知識として蓄積されているものです。
アンコンシャスバイアスは、状況に変化が無ければ大きな支障はありません。
自分が思い込みをしていることにも気づかないかもしれません。
一転、世の中や周囲の状況が変わってくると、それは途端に障壁となってしまいます。
この障壁とは、
「自分のやり方が正しい」
「自分にはバイアスは無い」
といった無意識の思い込みです。
ここに気づくことが出来ないと、共感力や理解力は生まれてきません。

当社で、支援員などの障がい者サポート担当向けに研修をする際、
「自己覚知」（メタ認知）
というお話をすることがあります。
意味は、『自分が見聞きしたこと，触れたこと，体験したことから感じる自分の受け止め方や反応の仕方で自己を認識すること』。
つまり自分の思考のクセ（バイアス）を理解しておくということです。
自分のバイアスを理解することで、間違った考え方をしていないか、状況と行動は合っているのかと客観的に判断することが出来るため、サポート者には重要な考え方です。

では、バイアスにはどんなものがあるか見てみましょう。

〇認知バイアス
これまでの経験から形成される先入観や、直感などにより生じるバイアス
〇集団同調性バイアス
　周囲の言動に無条件で合わせる
〇確証バイアス
　自分に有利な情報のみを切り取り、持論を固定化させる
〇保守性バイアス
　新しいが情報でてきても、考え方や行動を変えることを阻害する　
〇慈悲バイアス
　特定の対象者に対し、過度な配慮をしてしまう

バイアスの種類は挙げればきりがありませんが、サポートをする者にとっては、このあたりのアンコンシャスバイアスが支援の障壁になりやすいと考えられます。

『人』は皆それぞれ、まさに『十人十色』『千差万別』です。
わかっているつもりでも、無意識に経験や知識を優先した思い込みがあるかもしれないことを、常に疑う姿勢が必要です。

まずは、自分の考えや対応がアンコンシャスバイアスに陥っていないか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

「もっと詳しく具体的な対応策を知りたい」という支援機関がいらっしゃいましたら、セミナーや研修メニューをご用意しています。
ご興味がございましたらお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。

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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和６１年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。
障がい者コンサルティング事業では
障がい者専門の採用支援サービスを企業向けに行っており、
支援機関様とは企業求人情報のご案内や採用関連仲介などで関わらせていただいています。
企業や求人情報などのお問い合わせは下記までお願いします。

▼社内研修ボードゲーム『ズバリ 気配り アニマッチ』
株式会社セガ エックスディーと共同開発した、障がい理解や配慮について学べるゲーム
＜購入はこちら＞
https://marunto.jp/products/detail/121（「まるんと」購入画面へ飛びます）
初回限定版に限り解説DVD（1,100円）がセットで付いてくる！数量限定なのでお早めに！
＜研修プログラムご検討の方はこちら＞
・研修内容：ボードゲームの説明と体験：60分（ワークショップ）
・障がい者とともに働くファーストステップ：60分（講義）　合計120分
　※研修内容はご要望に応じて内容を変更することも可能。
・参加人数：5～20人
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