━━◆障がい者支援のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社 2024.4.26
HEARTFUL RELATIONメールマガジン -vol.49-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者支援に関するメールマガジンを配信しています。
支援に関わる皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。
・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
東京都ビジネスサービス株式会社「障がい者採用会社説明会」のご案内です。
東京都ビジネスサービス株式会社では、障がい者枠でご活躍いただける人材を募集しています。
就労を検討中の方に弊社を知っていただく機会として「会社説明会」を実施します。
本社へのご来訪・Webのいずれも可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
≪日程≫
●中途向け会社説明会
①Web 2024年5月23日(木)14:00~15:00
②本社 2024年5月31日(金)14:00~15:30
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/TBSseminar202405_chuto.pdf
●新卒向け会社説明会
①Web 2024年5月21日(火)14:00~15:00
②本社 2024年5月28日(火)14:00~15:30
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/TBSseminar202405_shinsotsu.pdf
皆様のご参加、お待ちしております。
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もうすぐゴールデンウィークですね。
今年度が始まって、あっという間に1ヶ月が過ぎようとしています。
この4月から、新たに就職した利用者も多いのではないでしょうか。
就労開始から1ヶ月。
そろそろ、課題やお悩みが出始める時期かもしれませんね。
支援機関でも、そんな困りごとの対応が増えてくるのではないでしょうか。
そこで、49回目のテーマは。
「理想と現実~職場のギャップを埋める支援~」
働き始めて、まず壁になることは、
「思っていたのと違う」ということではないでしょうか。
これは障がい者雇用に限ったことでなく、誰にでもあることでしょう。
「思っていた業務と違う」
「想像していた職場の雰囲気と違う」
「合理的配慮が希望と違う」
「自分がもっと活躍できると思っていたのに、イメージと違う」
こんなギャップを感じるのが、入社から1~3ヶ月頃ではないでしょうか。
社会人経験の長い人であれば、「思っていたのと違うこともいろいろあるよな」と納得して、その中で自分の力を発揮する、新たな経験と受け止めて努力する、といったことができるでしょう。
ただ、障がい者雇用においては、この「思っていたのと違う」ということが解決できず、退職に至るケースも少なくないのではないでしょうか。
ギャップというのは、理想と現実の差です。
理想が高ければ高いほど、現実との違いに悩むこととなります。
この差を埋めるには、職場・本人それぞれへのアプローチが必要でしょう。
「思っていた業務と違う」
業務の説明はきちんと受けたでしょうか。
業務の説明は理解できたでしょうか。
自分の考えていた内容と、説明の間に差異は無かったでしょうか。
面接や入社当初の段階で確認ができていたかどうか。
また、自分の思い込みで業務イメージをしていなかったかどうか。
「聞いていたのと違う」と「思っていたのと違う」では、大きな差があります。
支援者は、本人の理解と企業側の思惑とのすり合わせをサポートすることが必要かもしれません。
「想像していた職場の雰囲気と違う」
イメージが先行していなかったでしょうか。
見学の機会があれば、事前に確認していたでしょうか。
企業側から職場環境など、きちんと聞き取れていたでしょうか。
これも、支援者が間に入ることでミスマッチを防ぐ可能性があります。
「合理的配慮が希望と違う」
配慮事項は正しく伝えられていたでしょうか。
希望する配慮事項が提供できる職場なのでしょうか。
企業は配慮事項を理解できていたでしょうか。
本人の工夫や努力で改善できる点はないでしょうか。
合理的配慮は、企業側が「してあげるもの」障がい者側が「してもらうもの」ではありません。
企業側にも配慮が難しいことがあります。
お互いのできることできないこと、工夫・努力すべき点など、調整することが合理的配慮です。
支援者は、本人にも企業側にもそのことを理解してもらい、互いの歩み寄りを促すことが求められるケースがあるはずです。
「自分がもっと活躍できると思っていたのに、イメージと違う」
本人の自己理解はできているでしょうか。
本人は、自分の能力や特性を受容しているでしょうか。
職場環境は本人の能力を活かせる場所でしょうか。
本人の自分に対するイメージと実際の能力に乖離があるケースは稀ではありません。
「もっとできるのに会社が認めてくれない」と感じてしまうことはあり得ることです。
本人が自分のことを実力よりも高く評価している場合、職場が対応に苦慮する場面が見られます。
本人の能力よりも業務が簡単すぎたりすると、本人がジレンマを感じることでしょう。
ぴったりの業務をアサインすることは、難しいことかもしれません。
そもそも、企業選びの時点でミスマッチであったかもしれません。
本人に自己理解を促すことは、支援者の大きな役割の一つです。
企業選びのアドバイスも重要な支援です。
そして、大切なのは、すべてが自分の希望に合った職場というものは存在しない、ということを就労前に理解してもらうことだと思います。
障がいの有無にかかわらず誰にでも、職場が自分の思惑と違う部分はあります。
しかし、折り合いをつけながら仕事をしていくことも必要です。
合理的配慮はすべての希望を叶えるものではなく、働くということは自分の努力や調整も大切なのだということを、就労準備の段階で少しだけ理解をしていただきたい、というのは企業の本音でしょう。
支援者の皆さんは、そういった「理想と現実」についてもサポートしていただけると、ミスマッチが減り、結果として本人の就労継続につながっていくことになるのではないでしょうか。
企業側の問題か、本人の問題か、双方の問題か、を見極めること。
支援者に求められるスキルの一つではないでしょうか。
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詳細のご希望、ご不明点など、お気軽にお問い合わせください。
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「もっと詳しく具体的な対応策を知りたい」という支援機関がいらっしゃいましたら、セミナーや研修メニューをご用意しています。
ご興味がございましたらお問い合わせください。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。
障がい者コンサルティング事業では
障がい者専門の採用支援サービスを企業向けに行っており、
支援機関様とは企業求人情報のご案内や採用関連仲介などで関わらせていただいています。
企業や求人情報などのお問い合わせは下記までお願いします。
▼社内研修ボードゲーム『ズバリ 気配り アニマッチ』
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・研修内容:ボードゲームの説明と体験:60分(ワークショップ)
・障がい者とともに働くファーストステップ:60分(講義) 合計120分
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・参加人数:5~20人
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