━━◆障がい者雇用のヒントをお届け！◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社　　　2023.9.29
HEARTFUL メールマガジン -vol.84-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
まずは、御礼から。

2023年9月28日(木)、『産業労働局×ソーシャルファーム認証企業』によるソーシャルファーム事業についてのWebセミナーを開催しました。
ご視聴いただきました皆様、ありがとうございました。
当メルマガ読者の方のご参加もいただき、重ねて御礼申し上げます。
当社でも参画している、東京都が運営する、ソーシャルファーム事業について、運営元の産業労働局様、ソーシャルファーム認証企業である大東コーポレートサービス様と東京都ビジネスサービスより、ソーシャルファームの概要と取り組みについてお伝えしました。
障がい者だけでなく、就労に困難を抱える人は大勢います。
DE＆Iの観点から、多様な人材が活躍できる社会を作っていくために企業ができることは何か。
ご参加いただきました皆様に、そんなことを考えるきっかけとなっていれば幸いです。

※イベント詳細※
ソーシャルファームWebセミナー開催！
【多様な人材が活躍する社会へ
～ソーシャルファーム取組事例から意義と未来を考える～】

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DE&Iを実現するために重要となる主要5項目について評価、課題の現状把握を行います。
結果を基に、ゴールの実現に向けた取組の定義と、定量化をベースにした優先注力事項へのデータドリブンアプローチを推進します！
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上記以外のお困りごとでも、まずはご連絡ください！
東京都ビジネスサービス株式会社

Mail：heartful@tokyotobs.co.jp
TEL：03-5155-3325
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9月も終わりだというのに日中はまだまだ暑い日が続いていますね。
でも、夜は少し秋の気配が見えてきて、虫の音が聞こえるようになってきました。
4月期首の企業は、折り返し地点です。
この上半期、自社の障がい者雇用はいかがでしたでしょうか。
下半期、障がい者雇用をどのように進めていく予定でしょうか。

84回目のテーマは。
「障がい者手帳とは～多様な人材が活躍する社会～」

この9月は『障害者雇用支援月間』でしたので、各地で様々な取組みが行われていたことは前回お伝えしました。
ここで指す『障がい者』とは、概ね『障がい者手帳』を所持している人が対象となります。
障がい者雇用の雇用率に算定される要件が、『障がい者手帳を所持している』だからですね。
さらに言えば、『障がい者手帳を所持しており、障がいをオープンにして（働いて）いる』人、となります。
ですが、障がい者手帳を所持していない人でも、障がい＝生きづらさを抱えている人は大勢います。
例えば、当社のソーシャルファーム事業で就労している社員は、障がい者手帳を所持していない難病者です。
一般就労では、難病のために生じる体調面などの配慮を得られず雇用してもらえない、または難病を隠して働く。
障がい者雇用では、手帳を所持していないので雇用率算定対象ではないため採用してもらえない。
こういった、一般でも障がい者雇用でも就労が難しいケースがあるのです。
当社はそういった困難を抱えた人材と出会い、ソーシャルファーム事業で2年前から雇用を開始しました。
在宅勤務を交えた配慮をしながら、今や貴重な戦力として成長しています。

また、障がい者手帳を持っていてもクローズ（障がい者手帳を開示せず）で働く人も少なくありません。
とあるアンケートでは、就業経験のある精神・発達障がい者の半数は、クローズで働いた
ことがある、と回答しているそうです。
そして、その内の５割は今後もクローズで働きたい、オープンで働いたこともあるが今後はクローズで働きたい、と答えています。
理由は、障がいを開示すると採用されにくいと感じる、求人が限られる、キャリアップなど就労条件が悪くなる、といったものでした。

では、難病で配慮が必要だが、障がい者手帳を所持していない人。
障がい者手帳を所持しているが、障がいを開示せずに働きたい人。

どちらも広い意味では生きづらさを抱える『障がい』があります。
どちらも配慮があればより活躍することができそうですが、それを妨げる障壁があります。

日本の制度という課題もありますが、社会の理解が進んでいないことが大きな課題なのではないでしょうか。
SDGｓ、DE＆I、といった多様性・包括性を訴える言葉が広く浸透してきています。
雇用の現場は、本当にそこへ向かっているでしょうか。

もちろん、障がい者雇用で働いている人たちは、オープンで働くことに安心感を得ている人も多くいます。
クローズで働くことに問題が無い人もいます。

ただ、今後の多様な人材が活躍する社会の実現といった意味では、『障がい者手帳』を基準として雇用を進めていくことについて、もっと考えていかなければならない時代が来ていると言えます。

障がい者、難病者の他にも、ひとり親家庭、元受刑者、引きこもりなど、働きたくてもその機会になかなか巡り会えない人がいます。
そういった生きづらさを抱えた人にどう向き合うのか。
誰もが働ける、働きやすい社会をどう作っていくのか。

企業に今求められているのは、真の多様性、かもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。

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是非、見学にお越しください！
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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