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2025.05.15

[C-vol.123]本当に怖いのは「知らない」こと~障がい者雇用と見えない壁~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2025.5.15
HEARTFUL メールマガジン -vol.123-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

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5月半ばです。
初夏の陽気となってきました。
障がい者雇用担当者は、新たな社員への対応や、ロクイチに向けて採用の追い込みなど、忙しい時期かと思います。
当社もいろいろな企業へ訪問させていただいています。
最近は、研修やこれから障がい者雇用を進めるという企業の対応が増えており、改めて「障がい者雇用」について考えることも多い日々です。

さて、123回目のテーマは。
「本当に怖いのは「知らない」こと~障がい者雇用と見えない壁~」
先日、障がい者雇用をこれから進めていこうという企業を訪問したときのことです。
私はいくつかの部署から、それぞれの業務内容や障がいのある方が関われそうな業務の切り出しについてヒアリングをしていました。
その時の、ある部署の方の発言に、驚きと戸惑いを隠せませんでした。

「うちはシステムを扱っているので、精神障害の人が急に操作してしまったり、トラブルを起こされたりすると困るんです。暴れたり、勝手なことをされたりするのも不安で…精神の人は難しいかなと」

障がい者雇用が制度として始まってからもう何十年も経ち、法律も整い、実践の場も増えてきた今。
それでもまだ、「精神障がい=怖い」「身体障がい=安全」といった、ざっくりとしたイメージで語られてしまう現実があるのだと、突きつけられたような気がしたのです。

精神障がいに対する不安や抵抗感は、多くの場合、「見えないこと」「わからないこと」から生まれているのではないでしょうか。

うつ病、双極性障がい、統合失調症、発達障がいなど、精神に関する障がいは、見た目ではほとんどわからないことが多いです。
だからこそ、どんな特徴があるのか、どのような配慮が必要なのかが見えづらく、想像に頼るしかなくなってしまいます。

その「想像」は、しばしばマイナス方向に膨らみます。
ニュースやドラマで目立つ「特殊なケース」が、あたかも一般的であるかのように思えてしまったり、匿名のネットの声が現実よりも大きく感じられてしまったり。

知らないことは、それだけで怖く感じてしまうものです。
けれど、そこで立ち止まって考えてみたいのです。それは本当に「精神障がいだから」起きる不安なのでしょうか?

誤解を恐れずに言うならば、システムを誤操作する、顧客対応でトラブルになる。
そうしたことは、障がいの有無にかかわらず、誰にでも起こりうることです。
健常者とされる人でも、ミスをしたり、コミュニケーションがうまくいかなかったり、感情的になってしまったりすることは日常的にありますよね。
けれど「精神障がいのある人」になると、それが「特別に危険なこと」として扱われてしまう。
その違いは、結局のところ「理解があるかないか」の差ではないでしょうか。

さらに言えば、身体障がいのある人=トラブルを起こさないというのも、偏ったイメージです。
障がいの種別にかかわらず、人にはそれぞれの個性や課題があり、時には対応が必要になる場面もあります。
障がいがあるかないかではなく、「どんな困りごとがあるか」「それにどう配慮できるか」が本来の焦点なのです。

先ほどの部署の方も、「怖いから無理」と言いたかったわけではないのだと思います。
むしろ、「どうしたらいいかわからない」「万が一に備える術がない」
そうした「対応の不安」が、拒絶の言葉になって表れたのではないかと感じています。

そう考えると、「精神障がいのある人が怖い」という言葉は、「精神障がい」そのものが怖いというより、「知らないこと」や「備えのない状態」への不安なのだと思います。

そんな社員へ、障がい者雇用の担当者は何をすればよいか。
不安を小さくするには、「知る」ことが一番です。
障がいについて、どんな特性があるのか、どんな支援があるのかを正しく知る機会を作ること。
社員が不安に感じていることを率直に話し合い、「どう対応できるか」を一緒に考えること。
そういった、地道な基盤づくりをしてほしいと思います。

精神障がいのある人を職場に迎えることは、決して「リスクの塊」ではありません。
それどころか、職場全体のコミュニケーションを見直すきっかけになったり、配慮の文化が広がったりする、プラスの変化の種でもあります。
短時間からでも障がい者雇用を進め、成功事例を社内に広めていけば、変わるきっかけにもなっていくでしょう。

そもそも障がい者雇用は、ただ法律を守るための義務ではありません。
それはむしろ、どんな人にも働きやすい環境を整える力=「配慮力」を育てるチャンスです。
たとえば、育児や介護をしている社員、メンタル不調の兆しがある社員、外国人スタッフ。
これからの職場は、さまざまな“働きづらさ”を抱えた人と共に働く場になっていきます。

そうしたときに、「障がい者雇用で配慮を考えた経験」が、他の社員の支えにもなっていく。
誰かに配慮した経験は、誰かを支える力として職場に残っていいきます。

精神障がいのある人に対して、なんとなく「怖い」「難しい」と感じる。
その感情を否定する必要はありません。
でも、そこで終わってしまっては、あまりにももったいないでしょう。
本当に怖かったのは、「障がい」ではなく、「知らないこと」「わからないこと」ではありませんか。

見えない壁は、実は自分の中にあった。
社員の皆さんがそう気づいたとき、障がい者雇用は進んでいくのではないでしょうか。

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「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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