━━◆障がい者雇用のヒントをお届け！◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社　　　2025.6.30
HEARTFUL メールマガジン -vol.126-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
▼イベント予告！

2025年8月6日(水)13:00～17:00
当社のイベント開催決定！

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東京都ビジネスサービスを丸ごと体感できるフェスティバル！
参加申込は近日開始！　
皆様のご来場をお待ちしております！

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6月末ですね。
新年度が始まり、慌ただしい時期が過ぎたと思いきや、今年はすでに記録的な猛暑が続いています。
季節の変わり目でもあり、なかなか体がついていかない、という人も多いかもしれません。
また、新たな年度の緊張感も和らいだ今の時期は、蓄積した疲労が顕著になるタイミングでもあります。

そこで、126回目のテーマは。
「見えない不調を見抜く～データで防ぐ社員の変化」

季節の変わり目や予期せぬ気候変動は、私たちの体調に思わぬ負担をかけるものです。
こうした気候の変化に加え、春からの業務内容や業務量の変更、新しい人間関係、あるいは部署異動といった職場環境の変化も、社員のストレスとなり得ます。
知らず知らずのうちに心身のバランスを崩してしまう社員が増える傾向は、決して珍しくありません。
この傾向は一般の社員にも共通する課題ですが、特に障がいのある社員にとっては、こうした環境変化や日常のストレスが、体調の悪化や安定した就労の妨げとなる可能性がより高まります。
障がい特性によっては、暑さや気圧の変化に敏感に反応したり、新しい環境への適応に通常よりも多くのエネルギーを要したりすることがあるからです。

しかし、ここで大切なのは、「変化させないこと」が配慮の全てではない、という視点です。
変化が避けられない現代社会において、障がいのある社員も他の社員と同じように、新しいスキルを習得し、多様な経験を積むことで成長していきます。
社員が安心して長く働き続けるためには、この様々な要因からくる「不調のサイン」を早期に察知し、個々に応じた対応と、変化に対応できる力を育てるための「準備とフォロー」を行うことが、何よりも重要です。

社員の体調や心の変化は、非常にデリケートなもので、目に見える形で現れるとは限りません。
しかし、実は多くの企業が、既に重要な「データ」を日々取得しています。
たとえば、社員との面談記録は、その代表的なものです。
多くの企業が定期的に面談を実施し、記録を残していることでしょう。
しかし、これらの記録を個別の情報として保管するだけでなく、統計的に整理し、傾向を分析している企業は、まだ少ないかもしれません。

面談記録には、日々の体調や業務への適応状況、人間関係の悩みなど、社員の生の声が詰まっています。
特に、障がいのある社員との面談記録からは、
「どのような時に、どんな不調が現れやすいか」
「どんな配慮が有効か」
「どのような変化の準備やフォローがあれば乗り越えられたか」
といった、個別の特性に合わせた貴重な情報が得られます。
その他にも、ストレスチェックの結果、健康診断データ、勤怠記録、残業時間、さらには社員アンケートや日報、業務管理ツールのログなど、社内には多くの「生きたデータ」が眠っています。
これらを分析することは、「見えないリスク」を「見える化」する手助けとなるのではないでしょうか。

これらのデータを活用することで、社員の不調をより客観的に、そして早期に捉えることができる可能性があります。
過去数年分のデータを振り返ってみると、季節の変わり目や気象との関連性や、業務内容や業務量の変更後、あるいは人間関係の変化があった後に、体調やメンタル不調の傾向が見られる場合があります。

例えば、面談記録を時系列で追うと、「疲労」「ストレス」といったキーワードの出現頻度が特定の時期や状況の後に増えていないか、あるいは「睡眠不足」や「食欲不振」といった具体的な訴えが増えていないかが見えてくるかもしれません。
また社員の勤怠データからは、体調不良による欠勤や早退、あるいは業務中断の頻度が、特定の季節や環境変化のタイミングで顕著に増えていないかといった傾向が分析できます。

さらに、これらのデータからは、どのような「準備」や「フォロー」があれば、社員が変化を乗り越えられたかというヒントも得られるのではないでしょうか。

データに基づいてリスクを「見える化」できたら、次はそれを具体的な行動につなげる番です。
同時に、変化への対応力を高めるための準備とフォローも欠かせません。
例えば、季節の変わり目に気圧などの影響を受けやすい社員が多い傾向があれば、その社員に対して事前に休憩を奨励したり、業務量を調整したりといった事前の配慮が可能となります。
また、特定の部署でストレス要因が集中しているとデータが示せば、その部署の業務プロセスや人間関係の見直しを検討することも有効でしょう。
何がどのように変わるのか、いつから変わるのか、その変化によって何が変わらないのか、といった情報をもとに、具体的な対応策を検討しましょう。

また、勤怠データや残業時間の推移、ストレスチェックの継続的な分析を通じて、個々の社員の負荷状況を把握し、深刻な不調に至る前に介入する体制を整えましょう。

データはより客観的で効果的な対策を講じるための強力なツールです。
データが示す「見えないリスク」をしっかりと捉え、先手を打って「変化への準備とフォロー」を行うことで、障がいのある社員が安心してその能力を最大限に発揮できる環境を整え、生産性と企業価値を高めることにつながるはずです。

大切なのは、日頃から社員一人ひとりの様子に気を配り、そしてデータを活用することで、その様々な要因からくる小さな「変化」を早期に捉えることです。
そして、その変化を乗り越えられない壁にするのではなく、「準備とフォロー」を通じて、社員が変化に対応し、成長する機会へと変えていくこと。
データに基づいたアプローチは、障がいのある社員が安心して働き続け、その能力を存分に発揮できる職場環境を作るために不可欠です。
このデータ活用の視点を取り入れ、すべての社員が心身ともに安定して働き続けられる職場づくりに活かしてみてはいかがでしょうか。

このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

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弊社の障がい者雇用取組など、ご関心をお持ちいただけたら
是非、見学にお越しください！
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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