三菱商事株式会社:事業内容
地球環境エネルギー、マテリアルソリューション、金属資源、
社会インフラ、モビリティ、食品産業、S.L.C.、電力ソリューションの8グループ体制で、
幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で
開発や生産・製造などの役割も三菱商事株式会社様自ら担っています。
三菱商事株式会社:人事部
健康推進・DE&Iチームのご紹介
就労管理・障がい者雇用推進・メンタルサポート実施・EAP(エンプロイアシスタンスプログラム)実施の取り次ぎ・サポートデスクの運用・公認心理師との連携等、社員が健康且つ安心安全に働ける職場の創出を行っています。また、女性の活躍推進や男性の育児休暇制度構築なども行っており、最近では女性初の執行役員も誕生しました。社員の声を積極的に取り入れながら、イキイキ・ワクワク働ける環境作りに寄与しています。
導入いただいた研修動画
-
・《セルフマネジメント動画研修》
1.ストレスと付き合うために
2.考え方をプラスに変える
3.アンガーマネジメント
4.アサーション
5.自己理解と他社理解
6.責任感のある仕事の仕方
7.ミスを防ぐ
8.感情に振り回されない考え方
9.働くためのヘルスマネジメント
10.わかりやすい伝え方
11.問題解決の考え方
12.ステップアップするために
研修動画を視聴した感想
●責任について深く考えたことがなかったので、終始勉強になりました。仕事における責任と責任感は違うニュアンスだと知ったので、話す機会があれば使い分けていきたいです。
●例にそって「問題解決の方法」を示してくれるので、具体的でわかりやすかったです。
●自分は周りの目だったり、周りと比べたりする傾向がありましたが、「自分のペースで確実に成長する」という意識が大切だと感じました。
●具体的な例を用いながらとても丁寧に解説していて理解しやすいと感じました。
三菱商事株式会社様へのインタビュー
福元 邦雄様
人事部 健康推進・DE&Iチーム 障がい者雇用担当
中島 克彦様
人事部 健康推進・DE&Iチーム 障がい者雇用担当
現在三菱商事株式会社は単体、特例子会社、職能子会社3社の計5社でロクイチ報告を実施しています。ですがグループ会社の社員においては、障がいのある方への理解や雇用上の注意、障がい者社員の面接時にどのような見極め方をすればよいのかのノウハウが普及していないのが現状です。そこで、学習素材を映像にして、好きな時にクリック一回でどこでも見られるようなコンテンツが必要だと考えていました。そのため、「障がい者雇用促進チャンネル(通称SHOKOチャンネル)」という、三菱商事グループの社員であれば誰でも見られる動画ポータルを運営しており、自社でも動画作成をしてアップロードをしております。コンテンツの拡充のために他社からの動画教材なども取り入れているので、研修動画のお話をいただいた際、是非取り入れたいと感じ購入に至りました。
沢山種類がある教材動画の中でも、特に障がいのある方への理解を深められたり、在籍している障がい者の方にも学びになる動画だと感じたため、購入に至りました。
人事部で、毎月の視聴数を集計しているのですが、今回購入した「ストレスと付き合うために」の動画は社員の視聴数が多かったです。おススメ動画のピックアップや、動画のダイジェスト版を作成して、初めにしっかりと興味を持ってもらい本編に誘導する流れで運用しています。難しい単語等が出てくる動画の際には分かりやすい言葉に変えて題名を付け加えるなど、より社員の方に見てもらえるような運用を心がけています。
現在DE&I分野をご担当されていらっしゃるとのことですが、
貴社のDE&I推進のために取り組んでいることを教えてください。
現在は特に障がい者の方の集中配置部署をつくっていく事に注力しています。当社の特例子会社である三菱商事太陽株式会社において、障がいのある社員への業務の切り出しは行っておりますが、社員数の著しい増加はなかなか厳しく現状維持の状態が続いています。法定雇用率引き上げに伴い、特例子会社のみならず親会社である三菱商事株式会社でも積極的に障がい者を採用していくという取り組みを始めており、障がい者の方の「集中配置部署」を人事部に設置しました。社内で車いす利用者など障がいのある社員が勤務する姿を見て、健常者の社員にも、共に働いていることが当たり前だという意識をしっかりと持ってもらうきっかけにもなると考えています。グループ会社においても、共に働いていくという意識づけをしていきたいと思っており、障がい者雇用や雇用においての向き合い方、意識という点は踏み込んだ指導やサポートが必要だと考えています。そのような点においては、購入させていただいた動画教材等を積極的に使用して、意識を高めてほしいと思っています。
購入した動画を導入して間もない為、正直爆発的に視聴数の伸びがあるというわけではないのが現状です。しかし、法定雇用率の引き上げに伴い、誰もが興味関心を持つべきコンテンツであると考えています。また、動画のラインナップを拡充して会社としても従業員に障がい者雇用に注力しているのだという事を理解してもらうという狙いもあります。まず一番初めに自分はなにを学んだら良いのか、という段階ではとても効果がある動画だと感じています。
ビジョンについて伺えますか。
まずは、障がい者社員に対する偏見をなくしていくというところだと思います。実際に、この仕事は障がい者の方に任せる事が出来ない仕事だとの思い込みが、業務の切り出しを妨げている現実も多くあります。ですが担当している業務の分解をしていくと意外にも障がいのある方でも担当できる業務は沢山あると思うのです。業務の切り出しに伴って、分かりやすいマニュアルの作成等課題もありますが、そこを乗り越えれば効率的且つスムーズなお互いにWIN-WINの働き方ができると考えます。昨年の9月には、フルリモート勤務の精神障がい者社員が誕生しました。障がい者雇用促進チャンネルのログの集計や映像編集をしています。得意な分野を仕事に活かせているので、非常にいきいきと働いています。「保護より機会を」という障がい者雇用の発祥地、「太陽の家」の理念を忘れず、健常者同様に障がい者社員も即戦力として成長していける企業を引き続き目指しております。