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2024.12.03

[S-vol.55]企業面接のポイント~支援者の役割~

━━◆障がい者支援のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社    2024.10.31
HEARTFUL RELATIONメールマガジン -vol.55-
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皆さん、こんにちは。

東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者支援に関するメールマガジンを配信しています。
支援に関わる皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
東京都ビジネスサービス株式会社「障がい者採用会社説明会」のご案内です。

東京都ビジネスサービス株式会社では、障がい者枠でご活躍いただける人材を募集しています。
就労を検討中の方に弊社を知っていただく機会として「会社説明会」を実施します。
本社へのご来訪・Webのいずれも可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

≪日程≫
●中途向け会社説明会
①来社(葛西センター) 2024年11月12日(火)10:00~11:30
②来社(本社)     2024年11月28日(木)14:00~15:30
③Web 2024年11月21日(木)14:00~15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/TBSseminar202411_chuto.pdf
●新卒向け会社説明会
①来社(葛西センター) 2024年11月12日(火)15:00~16:30
②来社(本社)     2024年11月26日(火)14:00~15:30
③Web 2024年11月19日(火)14:00~15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/TBSseminar202411_shinsotsu.pdf
皆様のご参加、お待ちしております。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

10月末日です。
今日はハロウィンですね。
街は仮装した人たちで賑わう日ですが、障がい者雇用の市場もこれからさらに賑わっていきそうです。
ロクイチ報告で雇用率未達成だった企業には、そろそろ指導や面接会への参加などの声掛けが始まっています。
支援機関も利用者の就職に向けて、忙しさが増しているのではないでしょうか。

そこで、55回目のテーマは。
「企業面接のポイント~支援者の役割~」

障がい者の就労支援において、企業面接は非常に重要なステップです。
面接を受ける利用者が緊張せず自分らしく力を発揮できるように、事前準備と面接当日のサポートが鍵となります。
今回は、面接に向けた準備から当日の同行支援まで、支援員がどのような役割を果たすべきかを改めてまとめてみました。

1. 事前準備:面接に向けた利用者のサポート

企業面接の成功には、準備が不可欠です。支援者は利用者が自分の強みを活かせるよう、以下の点をサポートしておかなければなりません。

●自己理解の促進
面接では、自身の障がいや特性、強み、弱みについて自覚を持ち、自分の言葉で説明できることが必須です。
企業の人事担当者が選考時に最も注目しているのが、「自己理解」だからです。
積極的に障がい者雇用を進めている企業であればあるほど、この点を重視しているといえるでしょう。
就労後の課題として、自己理解の不足から発生するトラブルを経験している企業は少なくありません。
だからこそ、自己理解ができている、というのは大きな強みとなります。
自身の障がい特性、苦手なこと+努力できること、などが企業側に納得してもらえるように、準備をしておくことが望まれます。

●面接官への伝え方
障がいの特性に応じた配慮を面接でどう伝えるか、は重要です。
伝え方ひとつで、面接官の印象は大きく変わるからです。
企業にとって負担になりにくい配慮や工夫、利用者自身が努力している点など、整理しておきましょう。
「1時間に5分の短い休憩があると集中できる」
「業務は視覚化してもらえると理解しやすい」
といった具体的な内容を明確にしておくと、企業側もイメージがしやすくなります。
また、
「聞いたことは必ずメモを取るので、その時間が欲しい」
「電話応対は苦手だが、内線ならマニュアルを見ながら練習したい」
というような、業務に対する積極性は、面接官が好感を持ちやすいでしょう。
日頃の訓練からこういった努力をして、就労意欲を持ってもらうことも支援者の役割です。

2. 面接当日:支援員の同行サポート

面接当日は、利用者が緊張せずに実力を発揮できるよう支援者が同行するケースがあります。
最近は企業側から支援者の同行を依頼することも増えています。
支援者からの意見を聞きたい、というのはもちろんですが、支援者が信頼できるタイプか、ということも、企業は見ています。
しっかりした支援がついていれば、本人もしっかりしているだろうとか、何か困っても支援者に相談ができそう、といった安心感が合否に少なからず関係していることを、支援者自身が理解しておかなければなりません。

●面接中のサポート
面接官の質問が難しい場合や意図を把握しにくい質問が出た場合、支援者がその場で質問の意図をわかりやすく説明し、利用者が落ち着いて答えられるようサポートする場面があるかもしれません。
ただし、答えるべき内容を代わりに話すのではなく、あくまで「橋渡し」の役割として、利用者が主体的に答えられるよう配慮するのが「デキる支援者」です。

●企業へのフォローと配慮説明
支援者は、利用者の特性に関する企業の理解を深めるために、合理的配慮が必要な場合には企業に支援者から説明するのが望ましい場合があります。
例えば、「〇〇の場面では少し時間がかかることがある」
「面接の途中で少し緊張しやすいので、質問を分けていただけると助かります」
など、利用者が話しやすい環境を作り出すためのサポートが必要です。
この場合も、支援者はサブ、利用者がメインであることを忘れずに。
支援者ばかりが話してしまうと、コミュニケーション力に課題があるように見られます。
あくまで「補う」ことが基本です。

●面接終了後のフォローアップ
面接後、利用者がどのように感じたか、自己評価をしやすくするために振り返りを行います。「今回、何がうまくいったか?」「難しかった質問はどれか?」などを一緒に確認することで、次の面接に向けての課題や自信を持てるポイントを整理しましょう。

3. 企業との信頼関係を築く

面接同行を通じて、支援者は企業と利用者がスムーズに働ける関係を築くための「橋渡し」としての役割を果たします。
支援者の積極的な関与は、企業にとっても安心材料となり、障がい者雇用に対する理解と信頼が深まります。

●配慮事項についての説明
企業が障がいに対する配慮をどのように提供できるか分からない場合、支援員が合理的配慮の実例や負担軽減の方法を示す必要が出てきます。
企業にとって無理のない範囲での配慮を提案することで、企業側も柔軟に対応しやすくなり、利用者の職場定着がしやすくなります。

●継続的なフォローアップの提案
企業が採用に関して不安を抱えている場合、支援員が面接後も継続してフォローアップを行うことを伝え、企業が安心して採用を検討できる環境を整えましょう。
定期的に企業訪問を行い、利用者の状況確認やサポートができる体制を示すことで、企業と支援支援者の信頼関係が深まり、利用者にとっても働きやすい環境を整えやすくなるでしょう。

障がい者の企業面接において、支援者の役割は単なる「付き添い」ではありません。
利用者が自信を持って面接に臨めるよう、事前準備から当日の同行、面接後のフォローアップなどを一貫してサポートすることで、面接の成功率が高まるでしょう。
企業への具体的な配慮の提案や利用者の適性の紹介、継続的なサポートの約束を通じて、企業との信頼関係を築くことが大切です。
そして、支援者自身が企業に面接されている、ということも忘れないでください。
人生のターニングポイントである就職に、自身の言動が大きくかかわっていることを自覚して、サポートに臨んでいただければと思います。

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ご興味がございましたらお問い合わせください。

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「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。
障がい者コンサルティング事業では
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