━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社 2022.9.15
HEARTFUL メールマガジン -vol.59-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。
気が付けば、もう9月半ば。
そろそろ上半期が終わろうとしています。
4月の新入社員も入社から半年近くが経過し、職場にも馴染んできたでしょうか。
雇用側としては、社員の安定就労や定着を意識する時期かもしれません。
障がいのある方の就労後1年の定着率は、5割程度と言われています。
自社の社員がしっかりと定着するために、企業が考えておかなければならないこととは何でしょうか。
そこで、59回目のテーマは。
「職場定着のビジョン~モチベーションを保つには~」
社員に長く安定して働いてもらうことを考えたときに重要なのが、『障がい者がいきいき働けるか』という視点です。
社員の流出を防ぐためにも、障がいのある社員がいきいきと働けること、「この会社にいていいんだ」「この会社で自分は働いていきたい」そう思える組織作りが重要です。
では、障がいのある社員のモチベーションを育むうえで注目したい要素とは何でしょうか。
1,主体性
『主体性を持てる組織』とは、「意見を発信する場がある」「発信した意見に向き合ってくれる」と社員が感じられることです。
これは「彼らの話にもきちんと耳を傾けてくださいね」という『差別の禁止』的な意味合いではなく、その人がその組織に所属しているという感覚と、責任感を育むために大切だということです。
一般の社員でも、「こうしたらもっと効率的なのに」や「こうしてみたい」と思っても、全く発言する機会がなければ、そのうち「自分がこの組織にいる意味あるのかな」という思いがわいてくるのではないでしょうか。
障がいの有無に関係なく、関わっている仕事のことや職場についてなど、何か意見があれば言える環境は大事です。
ただ意見を出すだけではなく、自分も責任を持ってその事象にかかわるといった体験をしてもらうことも、その組織の一員であると感じられるポイントです。
2,評価
適切に評価されている、自分のことをちゃんと見てくれていると感じられることは『頑張りが認められる組織』という社員の認識につながります。
これもやはり、感覚は一般社員と大きく変わらないはずです。
評価する内容としては、仕事の内容、セルフマネジメント、勤怠管理ができているか、などが挙げられます。
また、先ほどの『主体性』として、何か会社のためになることを発信する、責任感をもって取り組んでいる姿勢が見える、などがあれば、それも評価対象になるでしょう。
ではそれをどう評価するかですが、当然、一番いいのは人事評価に反映させることです。
企業によってはMVPなどの表彰をすることもあるようです。
人事評価に頑張りが反映されたり、MVPなどわかりやすい形で評価されると、モチベーション向上につながりやすいでしょう。
ですが、「わかっているけど人事評価もMVPも難しいよ」というお声もあるかと思います。
であれば、せめて何かの面談の際や、ちょっと言葉を交わすタイミングで、
「ちゃんとあなたの頑張りに気付いているよ」
というメッセージを発信してみてください。
例えば「最近●●の仕事を頑張っているそうですね。部署の方から助かっていると聞いてますよ」など、周囲の人からの評価も、十分に安心感やモチベーション向上に繋がります。
3.モデル・目標
例えば、同じ障がい者雇用で働く社員がリーダーになって活躍していたら、それは働くモデルになります。
そのような制度があれば、リーダーを目指したい、あるいは無期雇用を目指したい、正社員を目指したいと、目標を持つことができます。
『何を頑張ればいいかが分かる組織』
何をどう頑張ればいいかイメージができること、自分にもできるかも・挑戦してみたいと思えること。
この、自分にも頑張ればできそうかもと思えることはかなり重要です。
障がい者雇用の現場を見ていてとても感じることですが、一般の社員でとても仕事ができて優秀な方と一緒に働くよりも、障がい者雇用で働く社員の中から出てきたリーダーと一緒に働いて、その姿を見るほうが良い刺激をもらっている気がします。
モデルが身近にいると、頑張ろうという気持ちや、やる気に繋がるでしょう。
また、何を頑張れば何を得るのか、が明示されていることも大切です。
どんな条件を満たせば無期雇用になれるのか、正社員になれるのか、リーダーを任せてもらえるのか、といった条件のところが示されていることがポイントです。
そうすることで、何を頑張ればいいのかがわかり、モチベーション向上につながります。
主体性、評価、モデル・目標、の3つは社員にとって、その組織に所属している感覚を持たせるものであり、モチベーションを生み出します。
障がい者雇用で働いている方の中には、今まで組織に属する上で苦い思いをしてきた方もいるかと思いますし、「自分がこの会社にいていいのか、役に立てているのか」と不安になるという方も少なくありません。
自分はこの組織に所属しているんだと感じられることは、大きな安心感を生み、社員の定着につながる大きな要因となります。
難しく考える必要はありません。
社員としっかりコミュニケーションをとり、正しく評価し、ステップアップできるような働き方を考えていく。
会社は自分たちのことを真剣に考えてくれている、ということが伝われば、きっと定着して活躍をしてくれる社員が増えていくでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
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