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2024.10.09

[C-vol.107]IT職種は障がい者と親和するのか~働き続けるための配慮~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2024.9.13
HEARTFUL メールマガジン -vol.107-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
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9月半ばです。
あっという間に今年度も上半期の終わりが見えてきましたね。
4月より雇用率が2.5%に引き上げられ、半年が経過しようとしているところですが、皆様の障がい者雇用はいかがでしょうか。
順調に進んでいる、という企業はあまり多くないかもしれません。
また、障がい者雇用に新たに取り組む企業も増えています。
ますます、採用競争が激しくなっていくことは間違いないでしょう。
雇用がしにくい職種もあるでしょうが、そうは言っていられない時代になりました。

そこで、107回目のテーマは。
「IT職種は障がい者と親和するのか~働き続けるための配慮~」

産業別の障がい者雇用状況をみると、他の産業が軒並み雇用率2%を超える中、情報通信業、いわゆるIT業界は未だ2%に満たないことがわかります(令和5年度)。
数年前から、国でも経済産業省を中心に「ニューロダイバーシティ(神経多様性)」を推進し、障がい者(特に発達障がい)とITの親和性を訴えています。
特化したスキルを持っていれば、その業界で活躍することができる、というものです。
世界的に有名なIT企業では、ニューロダイバーシティの観点から多様な人材を積極的に採用しています。
ある企業では、発達障がいを持つ人々を対象とした採用プログラムがあり、彼らの能力を活かして成功を収めています。
また、国内でもITに特化した就労移行支援事業所も増えており、注目されている業界に違いありません。

ではなぜ、IT業界での障がい者雇用が進んでいるとは言えないのでしょうか。

現状の日本では、まだまだ障がい者がIT業務そのものに携わるケースは多くないようです。
人事や総務の事務部門、清掃や軽作業、また農園などでの作業といった業務に従事している人がいます。
または、IT業務を担当してもうまくいかなかった、という声も少なくありません。
本業のIT業務を外しては、業務の創出は頭打ちになってしまいます。
しかし、得意なはずの本業もうまく定着しない。
これでは、確かに雇用率が伸びないのも頷けます。

確かに、発達障がい者の中にはITスキルが高い方がいます。
これまでの職歴がIT業界だった精神障がいの方も一定数存在します。
でも、スキルと仕事がマッチすればうまくいくわけではありません。
彼らの特性に合った働き方を提供することで、企業は彼らの潜在能力を最大限に引き出し、イノベーションを加速させることができるのです。
そして、彼らが活躍できる環境を整えるためには、企業側の理解と配慮が欠かせません。

代表的な配慮は3つです。
 柔軟な勤務形態
 明確なコミュニケーション
 精神的なサポート

例えば、リモートワークやフレキシブルな勤務時間の設定であれば、ストレスを軽減し、パフォーマンスを高めることができると考えられます。
タスクを細分化し、具体的で明確な指示をすることで、業務理解と不安の解消に役立ちます。
イレギュラーも予測したうえで業務フローを作成すると、想定外のことが少なくなります。
対面でのやり取りにストレスを感じる場合、メールやチャットなど非対面でのコミュニケーション手段をとることで落ち着いて対応できるのではないでしょうか。
定期的に進捗確認を行い、必要に応じてカウンセリングやメンタルヘルスサポートを実施することは、ほぼ必須です。

「いや、IT業務はイレギュラーが多いから、障がい者が対応するのは難しいよ」
とおっしゃるかもしれませんが…。
では、どうしたら対応できるのかを考えてみましょう。

クライアントや上司からの要望で、急な変更が求められることはよくあります。
確かに急な変更や先の見通しができないと不安になる人はいますが、そうなったときの対応と、そうならないための配慮を可能な範囲で検討するのがよいでしょう。

●段階的に変化を導入する
変更を一気に伝えるのではなく、段階的に伝え、変更の理由や背景を明確に説明することで、変化に対する不安の軽減が期待できます。
また、タスクを細かく分けて進捗を確認しながら進めることも有効です。
●事前に変化に対する準備を促す
業務が進んでいくと変更が起こり得るということを、あらかじめ伝えることも有効です。「仕様変更の可能性がある」と認識しているだけで、心の準備ができて対応しやすくなります。
●優先順位を明確にする
タスクが多すぎると混乱することがあるため、変更が発生した場合は優先順位を明確にし、まず取り組むべきタスクを指示することが重要です。

納期が迫っている状況やプロジェクトの遅延は強いストレスの原因となり、不調になる場合があります。
これに対応するための工夫も考えてみましょう。

●リアルタイムのフィードバックと進捗確認
定期的に進捗を確認し、どのタスクが遅れているか、どの部分に問題があるかを明確にすることで、プレッシャーは軽減されるのではないでしょうか。
こうした対話により、本人が感じる不安やストレスを、少しでも早く解消する助けになるでしょう。
●タスクの再調整
精神的に負荷がかかりすぎている場合、一部のタスクを他のメンバーに移管するなど、役割の再調整が必要な場合もあります。
また、余裕のある納期設定が望まれます。
●目標設定の細分化
長期的な納期に向けて小さな目標を設定し、達成感を持たせることで、プレッシャーを和らげることにつながります。
これにより、プロジェクト全体の負荷を減らし、持続的なパフォーマンスを保ちやすくなるでしょう。

予測できない事象に対しては、事前に対策を講じることが重要です。

●トラブルシューティングのマニュアル化
トラブルに対する対処法を事前にマニュアル化しておくことで、予期しない事象にも冷静に対応できる可能性が高まります。
具体的な手順が示されていることで、不安にならずに対処が可能となります。
●時間的猶予の確保
トラブル対応に時間をかけることが許される場合、焦らずに対応できるため、精神的な負担を軽減できるでしょう。
●タスクの整理と優先順位付け
トラブルが複数発生した場合、どの問題を優先的に解決すべきかを明確に示し、焦点を絞って対応するよう促すことが重要です。

障がいがある方も、IT業務においてその特性を活かし、さまざまな職種で活躍できる可能性があります。
しかし、そのためには、適切な合理的配慮が必要です。
今回、お伝えしたポイントは、実はそこまで難しい対応ではありません。
障がい特性が理解できていれば、問題を未然に防ぐことも不可能ではないのです。

だとすれば、当たり前に彼らが活躍するIT業界がみられるのも、そんなに先の話ではないかもしれませんね。

おまけの話。
パリパラリンピックが閉幕しました。
自国開催以外は、なかなか地上波での放送がないため、あまり日本選手の活躍が見られなかったのが残念です。
ちなみに、日本は前回東京大会の13個を上回る、14個の金メダルを獲得。
銀10個、銅17個と合わせ、メダルは計41個となりました。
選手の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!

このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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