━━◆障がい者支援のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社 2023.6.30
HEARTFUL RELATIONメールマガジン -vol.39-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者支援に関するメールマガジンを配信しています。
支援に関わる皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。
・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
東京都ビジネスサービス株式会社「障がい者採用会社説明会」のご案内です。
東京都ビジネスサービス株式会社では、障がい者枠でご活躍いただける人材を募集しています。
就労を検討中の方に弊社を知っていただく機会として「会社説明会」を実施します。
本社へのご来訪・Webのいずれも可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
≪日程≫
●中途向け会社説明会
①本社 2023年7月28日(金)14:00~15:30
②Web 2023年7月21日(金)14:00~15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/202307_TBSseminar_chuto.pdf
●新卒向け会社説明会
①本社 2023年7月25日(火)14:00~15:30
②Web 2023年7月19日(水)14:00~15:00
※詳細はこちらの案内をご覧ください。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/202307_TBSseminar_shinsotsu.pdf
皆様のご参加、お待ちしております。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
さて、もう7月がやってきます。
暑い日が続いていますね。
すでに真夏かと思う気候ですが、夏本番はまだまだこれからです。
これから就職活動の本番を迎える利用者も多いかと思います。
そこで、39回目のテーマは。
「障がい受容とは~働き続けるための自己理解~」
これまでも、何度か就労に向けての準備について必要なことをお伝えしてきましたが、今回はもう少し根本的なお話をしたいと思います。
働くための準備として、職業準備性の話は必ず出てきますね。
① 心と身体の健康管理(病状管理)
② 日常生活管理・基本的な生活のリズム
③ 社会生活能力・対人技能
④ 基本的労働習慣
⑤ 職業適性
以前は4段階に分かれていましたが、最近は「社会生活能力・対人技能」を追加し、5段階で示されることが多いようです。
さて、職業準備性ピラミッドでは、職業適性や社会性といったスキルもさることながら、土台となる、「心と体の健康管理」が最も重要であるとしているのは、皆さんもご存じでしょう。
いくら、業務スキルや対人スキルが高くても、基本的な体調などの自己管理ができていなければ、就労は続かないということです。
欠勤やメンタル不調といったことを繰り返せば、本人も辛いでしょうが、会社としてもなかなか業務を任せるわけにはいかなくなります。
会社は体調の管理まではしてくれません。
ですから、就労を続けたい、という本人の意思のもと、しっかりと自己管理をしていくことが重要なのです。
支援者も、当然ここを理解して、日々の訓練を行っていると思います。
まずは毎日通えるように、といったことから、セルフマネジメントについても指導サポートされているでしょう。
では、このピラミッドの手前の段階についてはどうでしょうか。
自己管理の前段階は、「障がいの受容」です。
先日、大学や専門学校の職員の方とお話をする機会がありました。
その話の中で、困りごととして出たのは「障がいの受容」についてです。
例えば、
本人は自覚がないが、周囲から見る限りでは発達障がいの傾向があるのではないか。
周囲の勧めで障がい者手帳は取得したが、障がいを開示せずに一般での就職を目指している学生がいる。
親御さんは、本人の困り感に気づいていないので手帳取得に至らない。
これは、支援の現場でも聞かれる話ではないでしょうか。
この困りごとの共通点は「障がいの受容」ですね。
本人に自覚がない場合、周囲から「障害があるのでは?」と促すことは大変難しいデリケートな問題です。
こういったケースについては、本人が何かにつまずいていることを示し、何につまずいているか、その原因は何か、といった自己分析をすることで、自分の困り感に気づいてもらう、というのが方法の一つとして挙げられます。
学生の場合は就職活動でつまずきを経験することも多く、そこから手帳取得に至るケースがありますが、ここで困り感を自覚する、という自己理解が発生します。
ただ、気をつけなければいけないのは、本人が納得しているのかどうか。
手帳取得したものの、一般枠で就職を目指している方は、この納得までには至っていない場合が考えられます。
もちろん、一般枠で就職すること自体が悪いわけではなく、開示をしないで働いている人もたくさんいます。
自己理解をして納得したうえでそうしているのであれば、問題は起きにくいと思いますが、そうではない場合は、働き始めてから何らかのトラブルに発展することがあります。
支援機関でも自己理解についてはしっかりとサポートされているとは思いますが、利用者が、本当に納得している=受容しているかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。
その「障がい受容」とは何か。
「障がい受容」とは、現状を受け入れることで、障がいと折り合いをつけて生活し、共存していく、ということではないでしょうか。
ですが、悲観も卑下もすることなく、あるがままの自分を容認する、という心理に至るまでには、なかなかの覚悟がいるものです。
障がい者手帳を取得したから、といって受容したのかどうかは別の問題です。
また、仮に本人が納得していても親御さんや周囲が理解・納得していない、といった場合も、問題が起こりやすく、ここにも「受容」があることが望ましいでしょう。
就職してから、企業側がこの「障がい受容」を促すのは、正直難しいことです。
ですから、就労前の時点で受容ができるように促していくのも、支援側の大きな役割と言えます。
支援機関が全てやるべき、ということではありません。
医療や家族との連携を取り、協力のもとに「受容」を進めていただきたいのです。
「受容」が無ければ、職業準備性ピラミッドの土台すら傾いてしまいます。
就職してからも、本人が苦労することが出てくるでしょう。
ぜひ、利用者の「障がい受容」について、もう一度考えてみていただきたいと思います。
「もっと詳しく具体的な対応策を知りたい」という支援機関がいらっしゃいましたら、セミナーや研修メニューをご用意しています。
ご興味がございましたらお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。
障がい者コンサルティング事業では
障がい者専門の作用支援サービスを企業向けに行っており、
支援機関様とは企業求人情報のご案内や採用関連仲介などで関わらせていただいています。
企業や求人情報などのお問い合わせは下記までお願いします。
▼社内研修ボードゲーム『ズバリ 気配り アニマッチ』
株式会社セガ エックスディーと共同開発した、障がい理解や配慮について学べるゲーム
<購入はこちら>
https://marunto.jp/products/detail/121(「まるんと」購入画面へ飛びます)
初回限定版に限り解説DVD(1,100円)がセットで付いてくる!数量限定なのでお早めに!
<研修プログラムご検討の方はこちら>
・研修内容:ボードゲームの説明と体験:60分(ワークショップ)
・障がい者とともに働くファーストステップ:60分(講義) 合計120分
※研修内容はご要望に応じて内容を変更することも可能。
・参加人数:5~20人
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