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2022.07.14

[C-vol.55]欠勤に対する配慮とは~どこまでが配慮なのか?~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2022.7.14
HEARTFUL メールマガジン -vol.55-
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皆さん、こんにちは。

東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

梅雨は明けたはずなのに、ここしばらくはお天気が不安定ですね。
局地的な豪雨も見られ、気圧の変化に悩まされている人も増えていそうです。
また、コロナも第7波とみられる勢いで新規感染者が増えており、心が落ち着かない方もいらっしゃるでしょう。
こんな時は、どうしても心身の不調を訴える社員が増加します。

そこで、55回目のテーマは。
「欠勤に対する配慮とは~どこまでが配慮なのか?~」

以前、本メルマガのvol.19でも、欠勤の対応については触れたのですが、改めて欠勤対応と配慮について考えてみたいと思います。

「メンタル不調で…」「不眠が続いていて…」
欠勤連絡の際にそう言われて、どこまで突っ込んで聞いていいのかわからない、といった声を耳にすることがあります。
「調子が悪いのでお休みします」
と社員から連絡が入ったときに、
「わかりました。お大事にしてくださいね」
これだけで済ましてしまって良いものでしょうか。

不調の時に欠勤の対応をするのは、合理的配慮としては当然です。
そもそも、障がいがあろうとなかろうと、体調が悪いので休みたい、と申告があれば対応しますよね。
では、障がいの無い社員が欠勤の連絡をしてきたときには、どんなやり取りしているでしょう。
当たり前のように
「どうしたの?」
「どんな状況?」
「熱はあるの?」
「病院には行ったの?」
など、状況確認をするのではありませんか。

会社を休む、ということは相応の理由がなければならない、というのが共通認識だと思うのですが、それは障がい者でも同様です。
「欠勤する」ということが悪いのではなく、「きちんと理由と状況を伝える義務がある」ということです。
しかし、実際には
「聞いたら落ち込んでしまうのではないか」
「聞くのは気が引ける」
「障がいだから仕方ない」
といったことから聞くのをためらう方がいます。
会社の一員として働いている以上、報告をする義務は障がいの有無には関係ありません。
また、何も聞かずに欠勤を認めてしまうと、今後はちょっとしたことでも、
「この会社は休むといえば休ませてくれる」
といった認識を生んでしまうことになる可能性があります。
一度休んでしまうと出勤しにくくなり、長期で休んでしまうということにもなりかねません。
ですから、欠勤の連絡が入った時は、必ずその時の状況を確認するようにしましょう。
熱はあるのか、起き上がれないのか、食事は摂れるのか、着替えはできるのか、家から出られそうなのか、病院には行けそうなのか、など具体的にどんな様子か聞いてみてください。
本人の声の調子にも注意を払いましょう。
いつもとどのくらい違うのか、雰囲気で伝わる情報があるはずです。
しっかり状況把握をしたうえで、欠勤対応をするのが正しい配慮ではないでしょうか。
そして、欠勤が続きそうな方には、家から出られそうであれば出勤を促してみることも一つの方法です。
混雑を避けてゆっくり職場に向かってみる、午後から出勤してみるなど、提案してみてはいかがでしょうか。
出勤してみて無理そうだったら帰宅することも良しと、併せて伝えておきましょう。
ただ休んでしまうのではなく、別の方法を考えてみることも大切です。
ポイントとしては、無理に勧めず提案にとどめることと、「出勤できるのを待っているよ」といった温かい気持ちを伝えることです。
もう一点、不調での欠勤が数日に及ぶのであれば、受診を促しましょう。
自己判断でなく医師の診断のもとに欠勤、というのが社会人としてのルールであることも理解していただかなくてはなりません。

障がい状況による欠勤はデリケートな問題ではありますが、障がい者だから特別な対応をする、というのは障がいの無い社員から見れば逆差別では、と不満を生む原因にもなります。
日ごろから、欠勤をした場合の連絡事項など、社員に周知しておくことも重要です。
自分から状況を報告するのは常識だろう、と思うかもしれませんが、常識を知らない方もいますので、教育をしておくことが必要になります。

欠勤についての対応を今一度、社内で考えてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
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