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2021.08.25

[C-vol.34]障がい種別は採用基準となるか~個々の障がいを見極める~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2021.8.25
HEARTFUL メールマガジン -vol.34-
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皆さん、こんにちは。

東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

昨日から、パラリンピックが開幕しました。
総勢254名の日本人選手が、熱戦を繰り広げます。
コロナ感染者が増大している不安な状況ではありますが、声援を送っていきたいですね。
パラアスリートは身体の障がいの方が大多数を占めていますが、選手の活躍を目にすると、身体障がい者の方が雇用するのが楽ではないか、というイメージを持つ方もいるかもしれません。
障がいがあるのは体だけ。
スポーツができるほどの人もいるし、設備面さえ整えれば仕事でも活躍できるだろう、と。
本当にそうでしょうか。

そこで34回目のテーマは。
「障がい種別は採用基準となるか~個々の障がいを見極める~」

これまでにも、このメルマガでお伝えしてきたことではありますが、現在の障がい者雇用の求職者市場は、多くが精神障がいや発達障がい、知的障がいの方が占めています。
身体障がいの方の多くはすでに就労しており、引く手数多の状態ですね。
当社では、障がい者雇用のコンサルティングを行っています。
そのサービスの中の採用支援で、多くの企業にお話を聞く機会があるのですが、
「身体障がいの方を採用したい」
「〇〇障害の人は大変なので採用しない」
「精神障がい手帳の等級が2級だと重いので、軽い人が良い」
というようなご希望を度々耳にします。
そんな時に、説明させていただくのが以下の点なのですが、皆さんはどうお考えになりますか。

身体障がいの方に対する配慮は、設備面だけで良いものではありません。
肉体的に不自由な面がある場合、それが精神面にも影響することが多くみられます。
例えば、皆さんが怪我や病気をして思うように行動できないとき、ストレスを感じないでしょうか。
身体障がいの方は、言わばその状態がずっと続いているわけです。
とりわけ後天的な障害の方は以前できていたことができなくなる、といった状況が継続されますので、精神面への負担も大きいはずです。
ですから、身体障がいから生じるメンタル不調を抱えている方も少なくなく、その点にも配慮が必要であることを考えなければなりません。
身体障がいだから、雇用が楽、と一概には言えないのです。

また、以前○○障がいの方を採用したがとても対応が大変だったので、もう○○障がいの人は雇用しない、というのはどうでしょう。
このメルマガで「障がい名が同じでも、個々によって特性は様々」ということを何度もお伝えしてきました。
このケースはたまたま、対応が難しい方を採用されて、その方の障がい名が○○障がいだった、ということにすぎません。
障がいはその方の一要素にすぎず、性格や経歴など個別の要素が積み重なって、その方を形成しているのですから、障がい名だけで判断するのは良い人材を採用するチャンスを逃している可能性があります。
障がい名で判断せずに、個々の特性を見極める必要があることを、多くの方に理解いただきたいと思います。

精神障がいの手帳については、等級は参考程度で考えた方が良いのでは、と思っています。
精神の障がいは診断が難しいので、通院の経過で診断名が変わることも珍しくありません。
その方の調子の良し悪しと診断のタイミングによっては、等級が変わることも考えられます。
また、当然通院を継続して安定されている方もたくさんいらっしゃいます。
となると、等級の数字だけで就労の可否を判断するのは難しいのではないでしょうか。

障がい種別によって特性や配慮事項に傾向はあるものの、それだけで採否を判断するのは、企業にも応募者にもデメリットではないかと思います。
これから下半期や来年度の採用を考えて雇用活動に注力される企業も多いでしょう。
改めて、自社の採用基準が良いのかどうか、考えてみることも大切なポイントではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
今後も、皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。

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