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2020.06.23

[C-vol.6]サポートスタッフの雇用管理~現場をサポートするポイント~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2020.6.23
HEARTFUL メールマガジン -vol.6-
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皆さん、こんにちは。

東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

他県への移動制限も解除され、自粛要請が全面的に解除されました。
皆さんの会社の状況はいかがでしょうか。
本格的に事業再開された企業も多いことでしょう。
障がい者雇用に関しても、採用を開始したり、障がい者社員が通常業務に戻ったりと、以前の日常になりつつあるのではないでしょうか。
しかし、本当に以前のように戻るには、時間がかかるでしょう。
特に、復帰後の社員のケアに、以前にも増して現場のサポートは注意を払っていく必要があります。
サポートスタッフの力が、ますます重要になっているのではありませんか。

そこで、6回目のテーマは。
「サポートスタッフの雇用管理~現場をサポートするポイント~」

業務を指導したり、様子を見守ったり、面談をしたり、と現場に常駐し、職場定着を図る目的で障がい者の対応に当たっている担当者が、多くの企業に在籍していることと思います。
企業によって、サポートスタッフ・支援員・指導員などなどいろいろな呼び方をされていると思いますが、今回は「サポートスタッフ」という呼び方で進めていきます。

障がい者雇用の現場で、サポートスタッフは重要な人材ですね。
業務指導するにも、障がい者社員の特性に合わせた対応を考えての指導が必要です。
調子を崩さないよう日々の雇用管理も求められます。
時には、障がい者社員と面談をしてメンタルケアにも努めなければならない…。
このように、多くのことを考えながら障がい者社員に対応するサポートスタッフは、スタッフ自身も様々なストレスに晒されています。
では、雇用している管理者は、サポートスタッフのサポートがきちんとできているでしょうか。
時折、管理者と現場の折り合いが悪いとか、対応が現場任せになっている…なんて声を耳にすることがあります。
今回は、サポートスタッフの雇用管理で注意すべき点を考えてみましょう。

【担当者一人が問題を抱え込まないような組織づくり】
【サポートスタッフ側と管理者側の考えが一致している体制づくり】
【サポートスタッフへのメンタルヘルスケア】

現場担当者が少ない場合、また担当する障がい者が決まっている場合、サポートスタッフが専任的に現場を見ることが多くなります。
その際に、スタッフが相談できる環境がないと、問題を自身のみで検討解決へ導かねばならず、過度の身体的・精神的負担がかかることが予想されます。
障がい者社員にサポートスタッフが必要なのと同様、サポートスタッフにもサポート体制を整えることが必要です。
障がい者の対応は慣れているから大丈夫、とスタッフ任せにはしないでください。
障がいのある方と日々対応することは、とてもエネルギーのいることなのです。

実際にどのような対応が効果的か。
具体的な対応例をいくつか挙げてみます。

【現場での担当を主・副にわけて複数人で複数人の障がい者をサポートする】
【サポートスタッフ内で情報を共有し、一人だけが抱えている状況を作らない】
メインの担当者を決めておくことは構いませんが、必ず現状を複数で共有しておくことがポイントです。
担当者だけしか知らない、といった状況はスタッフ自身にも負担ですし、問題が起きた時の早期解決にも妨げとなります。
日頃からサポートスタッフ内での情報交換をする場を設けておきましょう。

【定期的な打ち合わせでスタッフと管理者側の見解を一致させておく】
情報交換は、サポートスタッフと管理者間でも当然必要です。
企業の障がい者雇用は、福祉ではありません。
サポートスタッフは支援者ではなく、障がい者社員が企業の一員となって働くためのサポートをするのが目的だと考えます。
そのためにも、サポートスタッフは「企業」を理解している必要がありますし、管理者側も「支援」を理解していなければなりません。
その上で双方の考え方・方針を一致させておかなければ、障がい者雇用・定着はうまくいかないでしょう。
定期的に打ち合わせをし、様々な意見を場に出して話し合ってみてはどうでしょうか。

【サポートスタッフに対しての面談を実施し、問題点を保留しない】
サポートスタッフとの面談はメンタルヘルスケアの一環としても、実施することが望ましいでしょう。
不満や悩みなど、確認することによって管理者側との信頼関係も生まれます。
障がい者を支えるためには、サポートする側の心の健康が肝心です。

【定期的に知識付与の機会を設け、スキルとモチベーションの向上を図る】
サポート経験の浅いスタッフは特に、知識付与の機会を設けることが大事です。
現場で経験して覚えることは当然蓄積されていきますが、知識が薄いと自分の対応が本当に合っているのか、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
自身のスキルが上がることで、モチベーションも上がっていきます。
積極的にそのような機会を与えることも雇用管理に大切な項目となります。

いかがでしたでしょうか。
せっかく経験を積んで優秀なサポートスタッフとして成長した貴重な人材に、長く在籍してもらうためにも、スタッフが不満を抱えないような組織であることが望まれます。
是非、みなさんの会社でも、今一度考えてみていただきたいと思います。

次回は「サポートスタッフの条件~求められる資質とは~」
をお伝えする予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。
今後も、皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。

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