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2023.04.26

[C-vol.74]新入社員を育てるポイント~それは障がい特性か~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2023.4.26
HEARTFUL メールマガジン -vol.74-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

もうすぐGWですね。
今年は最大で9連休になる人もいると思います。
新入社員は、そろそろ研修などを終えて本格的に業務につくタイミングにもなってくるでしょう。
実際の業務に携わるようになると、いろいろな困りごとがでてくるものです。
これまで働いたことのない、新卒者であればなおさらです。

そこで、74回目のテーマは。
「新入社員を育てるポイント~それは障がい特性か~」

社員が業務に従事するようになると、面接や入社時には見えていなかった一面が見えてくるようになります。
例えば、
自分の業務しかやらず、他の社員が忙しそうにしていてもお構いなし。
指示された業務以外の自己流やアイデアを勝手に盛り込む。
間違いを指摘しているうちに、機嫌を損ねて仕事を放棄する。
ミスをしても、自分は悪くない、と言って譲らない。
困っていそうだな、と思い声をかけても「大丈夫」と助けを突っぱねる。
常識として知っているべきビジネスマナーができていない。

ひょっとしたら、近いお悩みをお持ちの担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、皆さんはこういった社員に対して、どう考え、どう対処しますか。

まず、その社員がこういった言動をするのには、何か理由があると考えましょう。
本人が意識的か無意識かは人によりますが、人間の行動には必ず何か理由があるはずです。
その理由を探る、ということが大切になります。
理由自体は、一般的な理屈にはあっていないかもしれません。
しかし、本人にとっては、その言動を起こす要因となっているわけです。
要因がわからないまま、その問題とされる言動そのものだけを注意しても、根本的な解決には至りません。
相手にとっては、ただ「怒られた」という嫌な思いしか感じられないこともあるでしょう。

要因を探るには、本人の障がい特性、性格、考え方を把握する必要があります。
その個人がどんな要素を持った人なのか、を理解しなくてはなりません。
また、成育歴(育ってきた環境…家庭・学校・友人関係など)は、その人の言動に大きく影響します。

例えば、聴覚障がいがあり、日ごろから少ない情報だけで判断し、早合点・自己解釈をしてしまうタイプであれば、そもそも上司が伝えたことが正しく本人に伝わっていない可能性があります。
それが要因の一つであれば、「では、この社員に正しく意図を伝えるにはどうすればよいか」を考える必要が出てくる、と導くことができます。
また、発達障がいの社員で、どうしても自分のミスを認めないタイプであれば、ミスを認めたくないのは何故なのか、と考えてみるということがあげられます。
障がい特性の一つとして、白か黒かで判断しがち、という部分があるのなら、
「ミスを認めたくない」→「自分はミスをしない人でありたい」→「ミスを認めたら自分のすべてが否定される」→「ミスしたのは自分のせいではなく他の要因があったから」
というようなことが本人の言動の理由かもしれません。
それであれば、ミスに対してのみ注意をしていること、社員自身を責めているわけではないこと、ミスをどのようにカバーすれば問題なくなるか、などを理解できるように対話していく、といった方法が適しているのでは、と推測ができることもあります。
そうすると、障がい特性に起因するものはあるかもしれませんが、理由が判ればできないことをできるようにすることも不可能ではない、ということです。

雇用側が成育歴を根掘り葉掘り聞くことはお勧めしませんが、支援者からの情報などでどんな環境で育ったか、をうかがい知ることはあるかもしれません。
一つ、心に留めておくと良いことは、障がいの状況によっては、常識とされることを知らない可能性がある方がいる、ということです。
特に先天的な障がいや幼少時の障がいにより、一般的に経験していくこと、知識として得られる、いわゆる「知っていて当たり前」なことを知らない可能性があります。
「こんなことも知らないなんて非常識」ではなく、知る機会がなかった場合があるということを覚えておくと、障がい者への意識が少し変わるかもしれないですね。
知らなかったのだ、ということが判れば、教えればよい、ということが導けます。

ただ、「障がいがあるからこんな困った言動をするのだ」ではなく、その個人がどんな人物なのかを理解することによって、どんな理由でそうなったのかを考えると、対処方法が見えてくることがあるのです。
実は、これは障がい者社員だけに当てはまることではなく、すべての人に同じことが言えるのではないでしょうか。
人の言動には必ず理由がある。
そう考えていただいて、社員の雇用管理を上手に進めていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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「こんなテーマでやってほしい」「こんな悩みに答えてほしい」など、ご要望がありましたら、どんどん取り上げていきます。
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