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2023.08.31

[C-vol.82]障がいとは何か~企業の質の向上~

━━◆障がい者雇用のヒントをお届け!◆━━━━━
東京都ビジネスサービス株式会社   2023.8.31
HEARTFUL メールマガジン -vol.82-
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皆さん、こんにちは。
東京都ビジネスサービス株式会社では、
障がい者雇用に関するメールマガジンを配信しています。
皆さんのお役に立つような情報を発信していきたいと思います。

・。・。はじめに・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
まずは、御礼から。

2023年8月28日(月)、オンラインセミナーを開催しました。
『特例子会社×就労支援機関×障がい者雇用コンサル』によるパネルディスカッション。
JTBデータサービス様、LITALICOパートナーズ様、東京都ビジネスサービス三社が、【障がい者雇用の変革期をどう動くか】というテーマで、採用、雇用の質、今後の障がい者雇用に必要な考え方など、多岐にわたって熱く語りました。
80名を超える方にご視聴いただき、誠にありがとうございました。
また、アンケートにも多数ご回答いただき、重ねて御礼申し上げます。
今後のイベントや弊社サービスに、ご意見を活かしていきたいと思います。
また、今回ご視聴いただけなかった方から配信のご希望を多数いただきましたので、
後日オンデマンド配信をする予定となりました!
詳細は改めてメルマガでお知らせいたします。

~次回イベント予告~
ソーシャルファームWebセミナー開催!
【多様な人材が活躍する社会へ
~ソーシャルファーム取組事例から意義と未来を考える~】
日程:9月28日(木)10:00~12:00
実施方法:Web(Microsoft Teams)
参加費:無料

東京都が運営するソーシャルファーム事業について、産業労働局、大東コーポレートサービス様、東京都ビジネスサービスが、それぞれの取組みなどをお伝えします。
ソーシャルファームやDE&Iに関心のある企業様は必見!
参加お申込みついては、近日改めてメルマガでお伝えします。

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▼新サービス!
【TBS Evaluation Criteria】
DE&Iを実現するために重要となる主要5項目について評価、課題の現状把握を行います。
結果を基に、ゴールの実現に向けた取組の定義と、定量化をベースにした優先注力事項へのデータドリブンアプローチを推進します!
アセスメントから、課題を導き対策を提供!
サービス詳細など、お問い合わせはこちらから。
https://sk-design.tokyotobs.co.jp/contact/

▼採用活動にお困りの企業様へ…母集団形成のための出会いの場を作ります!
【障がい者就職活動セミナー×募集説明会】で効果的な母集団形成を支援!
就職活動中の方へWebセミナーを実施し、同時に企業の会社説明会をすることで、貴社のPRと応募者との出会いをお手伝いします。
毎回、参加者50名以上の実績を誇る当社セミナーと一緒に、説明会で貴社の魅力を伝えませんか?
サービス概要はこちらから。
https://www.tokyotobs.co.jp/service/employment/employ/

上記以外のお困りごとでも、まずはご連絡ください!
東京都ビジネスサービス株式会社

Mail:heartful@tokyotobs.co.jp
TEL:03-5155-3325
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8月最終日です。
ニュースでは、8月は最高気温が30℃を下回った日が一日もなかったそうです。
これは観測史上初めてのことだそうで…暑いわけですね。
まだまだ残暑が厳しいそうですので、体調管理には十分お気を付けください。
先日のイベントでも気温に負けない熱いお話を、パネリストの皆さんが語ってくれました。
後日配信を予定しているので内容についてはあまり触れませんが、このディスカッションを通じて、改めて考えなくてはならないと感じたことをお伝えします。

そこで、82回目のテーマは。
「障がいとは何か~企業の質の向上~」

当社では、企業や官公庁から研修のご依頼があるのですが、特にご希望いただくのが、障がい者雇用を進めるにあたって、障がいに対する基本の知識を社員研修してほしい、という内容です。

その時に、必ずお伝えしている内容が『障がいとは何か』です。

そもそも、障がい特性は人それぞれであり、同じ障がい名だからと言って同じ症状・特性ではありません。
皆さんの性格がそれぞれ違うように、障がいのある方もそれぞれに個性があります。
「障がい」とは、その人を形成する要素の一つにすぎず、その一部分だけを見て、カテゴライズすることはできないものなのです。
今どき、「女性だから、子供を産んで家事をやるのが当たり前」なんて発言をする人がいたら、人権擁護団体からこっぴどく抗議を受けることでしょう。
なぜなら、そんなカテゴリーで分けてはならないことを、誰もが知っているからです。
それと同じで、「発達障がいだから、コミュニケーションが苦手」とか、「知的障がいだから難しいことはできない」とは言い切れません。
これまでの経歴や本人の性格などから、会話術に長けている発達障がいの方はいますし、パソコン作業が得意な知的障がいの方もいます。
特に、今の若い世代は生まれた時からITに囲まれて育ってきており、年配者よりも知的障がいの若者の方がよっぽどパソコンやスマートフォンに触れる機会が多かったでしょう。
また、障がいが無くても、皆それぞれに得意不得意や、ものの考え方の特徴があるはずで、それが「個性」と呼ばれるのではないでしょうか。

もう一つ、違う例で考えてみましょう。
耳の聞こえる集団の中に、聴覚障がいの方が一人混じっていたとします。
この場合、聴覚障がいの方は周囲とのコミュニケーションに不便を感じる可能性が高く、困り感、つまり障がいがある場面、となります。
では、状況が全く逆だったらどうでしょう。
つまり、聴覚障がい者の集団に、一人耳の聞こえる人が混じった場合。
この聴覚障がい者が皆、手話を使って会話をしていたとしたら、聞こえる人が手話が全くわからなかったとしたら。
おそらく、この耳の聞こえる人は困り感や疎外感を感じることでしょう。
この場合、障がいがあるのはどちらでしょうか。

障がいとは、困り感や生きづらさと環境とのマッチングができているかのバランスによって変化します。
できないこと難しいことがあっても、環境が合っていたり工夫したりすることで、本人に困り感や生きづらさが無いのであれば、それは障がいにはならない、ということです。

障がい者雇用を進めるときに、
「障がい者の仕事を切り出せない」
「障がいの理解が難しい」
「どんな仕事ができるかわからない」
「どう対応して良いかわからない」
といった話を、今でもよく聞きます。

これは多分、『障がい者』というカテゴリーや偏見で見ていることが要因の一つでしょう。
例えば、一般の新入社員が入ってきたとき、この人はどんな経歴の持ち主かな、どんな性格かな、どんなスキルがあるのかな、というように相手を見ますよね。
仕事をしていくうちに、「この人はちょっと計算が苦手かも」「PCの入力はものすごく速いな」「強めに注意したら落ち込むタイプかも」
などと、得意不得意や特徴をつかんで、それに合わせて新人教育や対応を行っていると思います。
障がいがある方に対しても、同じように考えることはできるはずです。
そして、もう一つの例のように、立場や環境が変われば、障がいは変化します。
働きやすい環境とは何かを考えることが、合理的配慮や活躍の場を広げるといったことに繋がります。

このような考え方を理解すること自体が、企業の質を上げ、障がい者雇用の質を上げていきます。
質の高い企業には、結果として良い人材が集まってきます。
採用だけに注力するのではなく、まずは障がいについてのとらえ方を考え、企業の質を上げていくことが障がい者雇用を促進していくと思いますが、皆さんはどう考えますか。

これからさらに激化していくであろう障がい者求人市場ですが、採用だけを考えるのではなく自社の取り組み方から振り返ってみることが必要かもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このメールマガジンでは、皆様のご意見を募集しています。
「heartful@tokyotobs.co.jp」まで気軽にご意見をお寄せ下さい。

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社内見学、対応しています!
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弊社の障がい者雇用取組など、ご関心をお持ちいただけたら
是非、見学にお越しください!
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東京都ビジネスサービス株式会社は、
「仕事を通じて社会に貢献したい」という障がい者の夢を実現させることを目的に
昭和61年に東京都と株式会社システナとの共同出資で設立された、第三セクター企業です。

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母集団形成や人材紹介など!障がい者採用支援サービス
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